いつでも手軽にお金を借りることができるカードローンですが、当然ながら利用するには審査を受ける必要があります。
カードローンは銀行や消費者金融、信販会社などさまざまな金融機関で提供しており、審査基準は金融機関の種類や各業者によっても異なります。 しかし、共通する基準というものは存在しており、その基準を満たしていない人は基本的にどの金融機関でも審査に通るのは難しいでしょう。
ではカードローンの審査に通りにくい人とはどのような人でしょうか。
まず1つ目はブラックリストになっていることです。 これは過去に支払いの遅延や返済不能などの金融事故を起こしたことがある人で、この場合審査に通ることはほぼ不可能でしょう。
2つ目は他社からの借入額が多いことです。 消費者金融や信販会社の場合は、借り入れ可能額は年収の3分の1までと定められているため、すでにそれに近い額の借り入れをしている場合には審査に通りません。 また銀行の場合も、収入に対してあまりにも借入額が多いと返済不能に陥る確率が高いため審査に通りにくくなります。
3つ目は勤続年数が短いことです。 カードローンの利用条件として現在の会社の勤続年数が指定されている場合も多く、たいていは1年以上の勤続年数が必要となります。
4つ目は申し込みブラックになっていることです。 申し込みブラックとは短期間の内に複数の金融機関へ借り入れの申し込みをしている状態です。 通常のブラックリストと違い、申し込みブラックになる条件は明確には定められていませんが、一般的に1ヶ月間に3社以上に申し込みをしていると申し込みブラックとなり、審査に通りにくくなります。
5つ目はスーパーホワイトです。 過去に金融事故を起こしていれば当然審査には通りにくくなりますが、反対にこれまでカードを作ったことがなく、借り入れや返済の履歴が無い場合も信用度が判断できないため審査に通りにくくなります。
6つ目は利用限度額が高いことです。 収入に見合わない高い限度額を設定すると、審査に通りにくくなります。
逆に、審査に通りやすい人と言うのはどの様な人なのかについても考えてみましょう。
まず、1つ目は雇用環境が安定をしていることです。 公務員だったり、上場している様な大企業に努めている人であれば、毎月安定したお給料を得ているので融資を受けやすくなります。 特に公務員の方は、リストラによる退職と言うものが無いため、経済的に安定していると判断され、もっとも金融機関からお金を借りやすい職業と言えます。
2つ目は、過去に金融事故を起こしていない事です。 公務員はお金を借りやすいと上述しましたが、たとえば、公務員になる前に学生の頃にローンで延滞事故を起こしてしまったなどの金融事故があれば、学校を卒業後に公務員になったとしても、金融機関からお金を借りる事は難しくなります。
ただし、1度金融事故を起こすと、一生その情報によって借入が困難になるかと言えば、そうではありません。 金融事故を起こしてから8~10年ほどで、事故情報は消去されます。
そのため、仮にローンの延滞などで金融事故を起こしている場合には、8~10年ほどの期間は、銀行や消費者金融、信販会社からは借入は出来ないと考えた方がよいでしょう。 [追記]