通常、お金を借りる際には保証人が必要になります。
契約者本人が万が一、返済不能になってしまった際に代わりに返済してもらうためです。 しかし、銀行のカードローン契約には保証人は必要ありません。
代わりに利用するのが、保証会社です。 保証会社は通常、大手の消費者金融などがその役割につきます。
保証会社の役割は保証人と同様、契約者本人が返済不能になった場合に代わりに銀行に返済することです。 そしてその後は、契約者は銀行ではなく保証会社に対して返済していくことになります。
銀行カードローンを利用するには、銀行とこの保証会社の2社から審査を受けることになります。 銀行によっては、複数の保証会社の中から選択することができる場合もあります。 保証会社を利用するには手数料が必要になりますが、これは銀行側が負担します。
ただし、申込者の信用があまり高くなく、返済に不安がある場合などは保証人を求められることもあります。
契約者が返済不能になった場合に保証会社が代わりに返済することを、「代位弁済」といいます。
これは保証会社が借金を肩代わりしてくれるわけではなく、代位弁済された後は銀行ではなく保証会社に対して返済していく必要があります。 この時、銀行から借りていたときの金利や返済間隔と同じように返済すれば言いというわけではなく、金利の上昇や残債の一括返済を求められる場合もあります。
つまり、代位弁済が行われることによってより一層返済の負担が重くなるのです。 代位弁済は、銀行からの催促にも応じず正当な理由を述べることも無く、3ヶ月程度返済を無断で延滞した場合に実行されます。
延滞していても、こまめに連絡や返済方法について相談などをして誠意ある対応をしていれば代位弁済が一時保留される場合もあります。 ですが、そういった対応が見られない場合にはもっと早くに代位弁済が実行される場合もあります。