一口に銀行のローンといっても、さまざまな種類があります。
どのような商品があるかは銀行によってさまざまですが、一般的には以下のようなものがあります。
住宅ローン、マイカーローン、教育ローンは借入金の利用用途が限定されているもので、住宅は新居の購入や住宅ローンの借り換えに利用されます。 マイカーローンは新車や中古車の購入のほか、車の修理や車検費用など自動車に関わるさまざまな用途に利用することができます。
教育ローンは学費のほか、資格試験や教材の購入など教育に関わる用途に利用することができます。
おまとめローンは、他の消費者金融や銀行からの借り入れが複数あり、多重債務状態になっている場合に、借り換えによってそれらのローンを一本化する方法です。 これによって金利を減らすことができる他、返済状況が管理しやすくなるなどさまざまなメリットが得られます。
多目的ローンはフリーローンとも呼ばれ、利用用途は特に限定されず自由に使うことのできるローンです。
一見カードローンと良く似ているように思えますが、この二つには大きな違いがあります。 カードローンは限度額の範囲内であれば何度でもお金を借りることが可能ですが、多目的ローンは契約時に決定した金額以上は借りることができないということです。
たとえば、100万円のローンを契約したとします。 カードローンの場合は100万円借りたとしてもそのうち50万円を返済すれば、また新たに50万円のお金を借りることができます。 しかし多目的ローンの場合にはいくら返済したとしても新たに借り入れることはできません。
追加で融資が必要になった場合には、新たに多目的ローンの申し込みをし、審査を受ける必要があります。
カードローンの方が便利だという印象を受けますが、カードローンを利用している多くの方が無計画な借り入れによって返済地獄に陥ってしまっています。 カードローンを利用する場合には、きちんと返済計画を立てて無理な借り入れはしないよう、注意する必要があります。