消費者金融やクレジットカードなどでお金を借りる時に融資利息をしっかりと確認していますか?
昔は年利29.2%と言った高利率の違法金利で融資を受けてきた方がたくさんいます。 その方々は2010年度の利息制限法を含む貸金業法の改正の援護を受けて、違法に払わされた過払い金を返還請求しています。
過払い金の発生総額は数兆円にも上るというデータもあります。 これまで過払い金返還請求によって経営が悪化して、倒産したり吸収合併を余儀なくされた貸金業者もたくさんあります。
それぐらい多くの被害者を出した消費者金融業界ですが、2010年の法改正を受けて経営方針そのものを見直して現在に至っています。 今では健全な融資を行う消費者金融が増えて、お金を借りる側にとっても安全性と利便性が高くなっています。
大手の消費者金融では貸付利息を年利16%から18%あたりに収めています。 もちろん利息制限法が上限と定める18%を超える商品は見られません。 もし18%を超えた商品を見つけたら、それは闇金になりますのですぐに警察に通報しましょう。
2010年以降に新たに方針を転換して融資を行う消費者金融は大きな打撃を受けながらも、近年になってサービスの向上に乗り出しました。
まず融資利息を利息制限の年利18%以下に厳守している点は利用者にとっても安心材料です。 また利用者の減少を受けて利息の低い商品も展開していますし、無利息期間を設けてお得なサービスも提供しています。 かつての強欲な体制はもう見られません。
消費者金融業者間での競争も激しくなっている事から、今後の利用者に有利な商品がどんどん出てくる可能性は高いと言えます。 消費者金融での融資の利点は総量規制がある事です。
収入の3分の1以内の貸し付けを義務付けられていますし、3つ以上に跨って融資を受ける事が出来ない規制もあります。 借り過ぎを抑制するこれらの法規制で、私たちが安心してお金を借りる条件が揃ってきたと言えるでしょう。