親ならば子どもには最良・最善の教育を受けさせたいと考えるものです。
収入の範囲内で支払いが可能ならば問題はないのですが、学資は意外と多額の費用が必要です。 しかし、そのためならお金を借りることも気にならないという親は多いです。
たとえば教育ローンがあります。 保護者が子どもの教育を目的としてお金を借りる事ができるサービスで、保護者の返済能力が審査対象となります。 主に銀行で提供しているサービスで、キャッシングなどの総量規制対象外となっていますが、キャッシングで遅延・延滞が発生している場合には審査にパスできない可能性があります。
キャッシングは正しく利用していれば他の金融機関からお金を借りることは難しくありません。 返済忘れがないようにすることが大切です。
もうひとつ、教育資金としてお金を借りる方法に奨学金制度がありますが、これは進学する学生本人がお金を借りる制度で親は連帯保証人となります。 国や都道府県が実施している公的なものと、教育機関や学校が実施している民間のものがあります。
学生本人が利用者となる奨学金は、進学を目的として借り入れをするもので、返済は本人が社会人になってから開始されるのが特徴です。
あくまでも学業のための費用ということで、金利はキャッシングなどと比較すると破格の低さに設定されています。 奨学金には給付と貸与の2種類があります。 給付ならば返済の義務はないので、その分倍率は高く、審査も厳しいです。 対して、貸与の場合の審査は、保証人となっている保護者の返済能力が問われることが多いです。
学業のためにお金を借りることは悪いことではないので、奨学金は社会的にはマイナス要素となることは少ないのですが、貸与の場合は借金の一種で完済には20年近くかかります。 繰り上げ返済は可能です。 支払いが済むまでは、大きなローンを組むことは難しくなります。
また、貸与できるのは最短修業年限なので、留年や休学をすると卒業前に貸与期間が終了することになるので注意が必要です。 不足する分はキャッシングをしてアルバイトで返済するという学生も少なくありません。