2010年に執行された貸金業法の総量規制で、融資の限度額を年収の3分の1以内としました。
貸金業者はこの範囲以内でしか融資が出来なくなったのです。 その為に顧客の回転率が悪化し経営危機に陥った貸金業者も少なくはありません。 その理由としてこの法律には厳しい罰則規定があります。 そのため業者もその点を遵守して営業を行わなければなりません。
かつての様にグレーゾーンを悪用出来なくなったのは利用者にとっても有難い事でしょう。 しかしこの法律により一部の方々は消費者金融などの貸金業者からお金を借りる事が難しくなりました。 それは収入のない主婦層です。 また収入の低いパート・アルバイトの方もかなり融資制限を受けますので借金に関しては厳しい条件になったと言えます。
しかしこの規制を受けているのはあくまでも消費者金融などの貸金業者のみです。 不動産や自動車購入ローンなどは例外ですし、銀行系の融資もこの規制は受けません。 要するに銀行系のカードローンは全く変更がなく利用が出来ています。
この銀行系カードローンには最近レディースローンの商品が増えています。
総量規制によってお金を借りる事が難しくなった専業主婦や高齢者の女性方でも、手軽にお金を借りる事の出来る金融商品です。 レディースローンは基本的に自分自身に収入がなくても身分証明書だけで利用することができます。
利息に関しても年利15%~18%と利息制限法を守っています。 そのために現在ではとても人気の高いキャッシング方法として評判です。
レディ―スローンの特徴は一定金額までは収入証明書が不要な事です。 基本として配偶者の安定した収入があることが大前提になっていますが、多くのレディースローンでは少額の融資では専業主婦でも収入証明書を請求しません。 他のカードローンと同様に身分証明書のコピーで、インターネットからの申し込みも簡単に行う事が出来るのは大きなメリットです。
所得ゼロの専業主婦の方であってもお金を貸してくれる金融機関はあります。
ただし、借入は可能ですが、一般的には審査の際に配偶者の所得証明書が必要となります。 具体的には、旦那の確定申告書や給与証明書が必要になるという事です。
無収入の人がお金を借りたいと言っても、「はい、わかりました。お金を貸しましょう。」と無条件に言ってくれるような気前の良い金融機関は存在をしないという事です。 だから、手間は掛かりますが、専業主婦だけどどうしてもお金を借りる必要があると言う場合は、所得証明書を用意しなければなりません。
旦那に内緒でお金を借りたいという方もいるとは思いますが、内緒で金融機関から借入は出来ないという事を理解しておきましょう。 基本的には、旦那が保証人となり、その保証に基づいて専業主婦の方へお金を貸すという形になります。 [追記]