銀行からお金を借りる時は、担保と保証人や連帯保証人を必要とするのが一般的です。
もし返済ができなくなってしまった時のための保険です。 担保はそのまま現金化されて返済に充てられますし、それでも足りない時は保証人が変わって返済を行う事もあります。
ですが消費者金融でお金を借りる際はどうでしょうか? 以前であればある程度まとまった融資には必ず保証人・連帯保証人を立てていました。
2010年の貸金業法の改正以前では消費者金融でも保証人が必要な時代があったのです。 しかし保証人と債権者、あるいは債務者との間で激しいトラブルになるケースがとても多かったために、保証人制度にこだわる事で借り手が減ってしまったという事態が起こりました。
消費者金融にとっては収入減になり、それでだんだん減っていったという経緯があります。 最近では基本的に保証人不要になっています。
また担保についても利用者を減少させる要因ですので、基本的には要求しないのが消費者金融のセオリーです。
要するに保証人や担保が必要ないのが消費者金融の特徴とも言えます。
個人に少額の融資を無担保で貸し付けるのが消費者金融の主な業態です。 ですから審査に関しても銀行系よりかなり緩くなっています。
収入の少なめな方でも審査が通り易くなっています。 ですが借りやすい反面、金利は高めになるのも消費者金融の特徴です。
2010年度の法改正で利息制限が強化されたためにかつての様な年利29.2%の高利息は廃止されましたが、それでも利息制限の限度である年利18%近くを付けている金融商品はたくさんあります。 ですが保証人も担保も不必要で素早く貸し付けができますのでメリットも大きいのです。
また改正法時に量的制限や複数の貸金業者に跨って借りる事が出来ないという多重債務防止策が取られている事で、むやみやたらにお金を借りる事が出来なくなりました。 それは利用者には良いセイフティネットになっています。