2007年度に利息制限法の見直しを含む貸金業法の改正案が成立しました。
それによってお金を借りる時の買い付け利息の上限は年利18%を超えない範囲に定めました。 ですがそれ以前はいわゆるグレーゾーンと呼ばれる29.2%までの貸付利息が横行していました。 その原因には行政の不手際があります。
出資法では29.2%の貸付金利の上限を定め、厳しい罰則規定も設けていたのですが、一方利息制限法では18%を上限とする法律を定めておいて罰則規定がなかった事から、ほとんどの貸金業者が29.2%までの年利でお金を貸し付けてきたのです。 2010年度の法律の実施を持って過去の違法金利の貸し付けに関しては、違法に返済をさせた利息部分を返金する様に義務付けました。
これによって困難だった過払い金返還請求がスムーズになされるようになったのです。 年利29.2%の金利でお金を借りるという事がどれ程大変な事か、バブル崩壊後の日本社会を見れば明らかでしょう。
現在では年利18%を超える違法金利でお金を借りるケースがほとんど無くなりましたが、闇金は未だに防止できてはいません。
少額の融資だと気軽にお金を借りる方は後を絶ちませんが、10日で10%以上の高金利でお金を借りた場合、もし返済が遅れた場合はどうなるでしょう。 あっという間に元金が3倍・4倍となって返済が不可能になってしまうのは言うまでもありません。
そして闇金の取り立てはとても厳しいものです。 お金を返さなければ生活をめちゃくちゃに壊されてしまうなど良くある事です。 最近の消費者金融は利用者の利便性を考えた営業を行っています。
無利息期間を設けたり、収入証明を求めない所もありますのでお金を借りるハードルも低くなっています。 また貸し付けは少額ですし、総量規制もありますので借り過ぎの防止にも積極的です。
またブラックの方でも借りられる消費者金融もありますので、無理に闇金からお金を借りる事のない様にしましょう。