遅延損害金は法的に認められた損害金で、キャッシング・カードローンの返済を滞納した時に発生します。
キャッシング・カードローンを利用する際にありがちなことですが、「どれくらいのお金を借りることができるか」、「金利はいくらかかるか」といったことだけに意識がいき、肝心の返済計画が立っていないということがあります。 しかし、遅延損害金は金利よりも元金にかかる割合が大きいので、決してこの仕組みを知らないままお金を借りるということがないようにしてください。
遅延損害金は元金の20%が利率の上限です。 金利の場合、消費者金融であれば15%~20%、銀行であれば5%~15%と幅がありますが、遅延損害金の場合、消費者金融・銀行ともに20%ぎりぎりに設定していることが多いです。
そのため、低金利キャッシング・カードローンや無利息サービスを利用した時は特にその利率の落差に驚く可能性があります。 なお、遅延損害金は滞納した日数で換算されるので、できるだけ遅れないことを意識するべきです。
基本は返済計画を細かく立てて安全に返済していくことで遅延損害金を回避するのですが、場合によってはお金に余裕がなくなることもあるでしょう。
また、単純に忙しくて返済日を忘れてしまうこともあるかもしれません。 そういった時は返済日を通知してくれるサービスのある消費者金融・銀行を利用するといいでしょう。
万が一返済のことを忘れたとしても、通知によって思い出させてくれます。 それから返済日を変更できる消費者金融・銀行もあります。
もちろんこの場合は返済日を過ぎてから連絡するのではなく、返済日が来る前に変更手続きを取る必要があります。 「今月はお金を返す余裕がない」という時、少しでも工面する猶予を持たせるために利用しましょう。
ただし、返済日の変更を行うにはある程度金融会社からの信用が必要なので、過去に返済事故を起こしている場合は難しいです。