お金を借りる時、個別に金額の上限が設定されるのですが、それを「利用限度額」と呼びます。
なぜ利用限度額が個別に設定されるかといえば、申込者によって返済能力が異なるからです。 もし返済能力に見合わない融資を認めてしまった場合、お金を借りるだけ借りて後で返せなくなるトラブルが発生しやすくなります。
それを防ぐためには最初から借りられる分を制限することが有効というわけです。 しかし、利用限度額以上を借りたくなることも当然あるので、利用限度額を増額させる措置もキャッシング・カードローンでは設けています。
この増額措置を利用すれば借りられる金額が増えるだけでなく、金利を低くすることもできます。 なにしろ金利は利用限度額(元金)に応じて適用されます。
10万円未満しか借りられなかった時に10万円以上に増額してもらえば、金利上限が20%から18%に下がるのです。 この2%の差は返済期間の長さによっては大きなメリットとなります。
利用限度額を増額するにはとにかく「利用実績を作ること」が大切です。
実績というのは具体的に「お金を借りて滞納せずに返済し続けること」を指します。 つまり全然難しい話ではなく、ただ普通に取引を続けるだけで実績は作られるのです。
ある程度の期間(多くは半年~1年)取引を続けると、金融会社から増額可能の連絡が来ます。 増額の意思があれば、そのまま手続きを取れば増額完了です。
どれくらいの金額になるかといえば、基本的に10万円単位で限度額がアップします。 もちろん何年、何十年と取引し続けたとしても、際限なく限度額がアップするわけではなく、いつかは止まります(就職したり、年収が上がったりすれば別)。
しかし、消費者金融から借りたとしても、法律的には年収の3分の1までの限度額が可能なので、増額によってかなりキャッシング・カードローンが便利になることは間違いないでしょう。