キャッシング・カードローンの利用履歴は個人信用情報機関というところに保存されています。
これにより、個人信用情報機関に加盟している金融会社はキャッシング・カードローンの利用を申し込んできた人間の信用度を容易に把握することができるのです。 たとえば、滞納や債務整理といったマイナスの履歴についても金融会社は閲覧することができます。
金融会社はそういった情報を自社の審査基準と照らし合わせ、キャッシング・カードローンの利用を申し込んできた人間を審査に通すかどうかを決定します。 そのため、お金を借りる際は個人信用情報機関にマイナスの情報が保存されないように気をつけるべきです。
といっても、普通に取引している分であれば、マイナスの情報が保存されることはめったにないので、過度に怖がる必要もありません。 ただし、人によっては「お金を借りた事実すら知られたくない」ということもあるでしょう。
キャッシング・カードローンの審査を受ける時はどうしてもその金融会社に知られることになりますが、それ以外のケースでは個人信用情報を照会されることはめったにありません。
就職前にお金を借りるとその事実が就職先の会社に伝わってしまい、就職に支障が出るのではないかという疑問がありますが、この場合も特に問題ありません。
というのも、企業は採用で個人信用情報機関に保存されているような仕事を遂行する上で直接関係のない情報を基準にしてはならないという法律があるからです。 もしお金を借りたことを企業に知られ、企業がそのことを理由に採用を避けたのであれば、この法律に抵触します。
また、個人信用情報機関に加盟していなければ一方的に利用履歴を開示することはできませんし、加盟していたとしても、個人信用情報機関の規約でそういった情報の使い方は禁止されています。 このように2重、3重に情報の不正利用を阻止する仕組みが作られているので、優良企業なら採用時に信用情報を調べることはないでしょう。
学生であっても、アルバイトなどをしていて、なおかつ20歳以上であれば、キャッシングカードやローン用のカードを作ることができます。
一般的に学生の場合は、収入が少ないこともあって、利用限度額は低く設定をされています。 ですから、お金を借りると言っても、多くても10万円程度の額となります。
ですが、今までバイトをしていたのに突然辞めたり、クビになってしまうと、この少額借入れでさえ返済が困難となってしまう事があります。 返済遅延を何度も繰り返す様なら、その情報は信用情報機関に登録をされてしまいます。 いわゆるブラックリストに載るという状態です。
そうなると、社会人になって他の金融機関からお金を借りようと思っても、借りる事が出来なくなります。 学生の頃の少額借入れであっても、返済が滞るとブラックリストに載ってしまうので、そうならない様に注意する必要があります。